2008-6-16

【ネット時評 : 関根千佳(ユーディット)】
u-Japanの理想はどこまで実現したか

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 2005年に「スローなユビキタスライフ」を出版して以来、未来のユビキタス情報社会について話してほしい、という依頼をよく受ける。そんなとき、私は常に、総務省がユビキタスネット社会の実現を目指し推進しているという「u-Japan政策」を解説するサイトのu-Japan概念図を紹介する。Ubiquitousの下に、Universal、User-oriented、Uniqueの3つの軸が並ぶ素敵なものだ。だがこれを語りながら、私は一抹の寂しさを禁じえない。いま、政府の中で、いったいどれだけの関係者が、この図に示された理念を理解しているのだろう。この図が望んでいた未来を、目指して動いているというのだろう。
 


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2007-10-29

【ネット時評 : 関根千佳(ユーディット)】
インクルーシブ社会の実現を進めるもの、阻むもの

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 10月始めに、スペインのサンセバスチャンという町で開催されたAAATEという国際会議に出席した。ヨーロッパのリハビリテーション工学や支援技術の研究者が集まる学会である。


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2007-6-21

【ネット時評 : 関根千佳(ユーディット)】
テレワークにこそ、ユニバーサルデザインの発想を

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 この題名を見て、そうそう、テレワークって、女性や障害者、高齢者にいいんだよね、と思ったあなた、まだユニバーサルデザインを理解していませんね。


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2006-12-13

【ネット時評 : 関根千佳(ユーディット)】
Web2.0時代の国土形成計画を――これでいいんかい、国の委員会(その7)

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国土審議会計画部会における国土形成計画の審議も、山場を迎えている。ほとんど毎週のようにこの計画に対する各省庁のヒアリングが開催されているのだ。最初は貢献できることは全くないのではと思っていた国土計画だが、参加しているうちに、門外漢だからこそ、言いたいことが増えてきた。21世紀の根幹を決める計画なのに、ユニバーサルデザインとITの視点がまだまだ薄いような気がしてならないからである。


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2006-7-26

【ネット時評 : 関根千佳(ユーディット)】
EUが打ち出したe-Inclusion政策

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 ICTを利用する社会が、今後どのようなものになっていくのか、どのようにあってほしいのかといった社会の観点からの提言は、日本ではあまりなされてこなかった。たとえあっても、かなり技術寄りで、一般人が読んでも分からないものではなかっただろうか?


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2006-3-15

【ネット時評 : 関根千佳(ユーディット)】
これでいいんかい、国の委員会(その6)

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 昨年夏に「スローなユビキタスライフ」を出版してから、私の人生は大きく変わった。これまで縁のなかった、国土交通省の委員会に呼ばれるようになったのである。


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2005-9-28

【ネット時評 : 関根千佳(ユーディット)】
「スローなユビキタスライフ」が目指すもの――人生を支えるユビキタスへ

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 ユビキタス・コンピューティングという概念を提唱したのは、ゼロックス・パロアルト研究所のマーク・ワイザー研究員である。だが、彼が若くして世を去る前に、IT機器やセンサーが社会に氾濫する方向へ進んでいくユビキタスに対し、自分の意図と違うのだと警鐘を鳴らしたことはあまり知られていない。


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