2009-7-22

【ネット時評 : 土屋大洋(慶應義塾大学大学院)】
ツイッターで発見「ふつうの人がおもしろい」

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 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のブームは一段落した感があるが、現在大きな注目を集めているのがミニブログ「Twitter(ツイッター)」だ。イラン大統領選をめぐる抗議デモの参加者も情報交換に利用したことが話題になった。たった140文字の書き込みしかできないツイッターに、世界中の情報がなだれ込んでいる。
 


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2008-8-18

【ネット時評 : 土屋大洋(慶應義塾大学大学院)】
サイバー・セキュリティが米新政権の課題に

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 アメリカ大統領選挙でどちらの候補が勝とうとも、サイバー空間での政府の活動は拡大することになりそうである。サイバー安全保障は、アメリカ政府の安全保障政策においてトップ・プライオリティの一つになりつつある。
 


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2008-2-25

【ネット時評 : 土屋大洋(慶應義塾大学大学院)】
「帝国の磁力」アメリカ大統領選挙とメディア

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 アメリカ大統領選挙の民主党予備選は接戦が続いている。圧倒的優位と数カ月前まで言われていたヒラリー・クリントン上院議員が苦戦し、バラック・オバマ上院議員が勢いをつけている。共和党では年齢的に難しいと見られていたジョン・マッケイン上院議員がリードしたと思ったら、スキャンダルが飛び出してきた。


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2006-12-20

【ネット時評 : 土屋大洋(慶應義塾大学大学院)】
コンテンツの虚と実――通信・放送融合議論に垣間見る「2つの世界観」

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日本のネット業界を今年最も騒がせたのは、通信・放送の融合問題と、それに付随するNHK改革、NTT改革、さらにはデジタル著作権の問題だったのではないだろうか。もっとも大騒ぎしたわりには、大きな制度変更は今のところ見られない。


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2006-9-14

【ネット時評 : 土屋大洋(慶應義塾大学大学院)】
「時間切れ」迫るブロードバンド整備

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 この夏、国内で8カ所ほどの旅館やホテルに泊まる機会があった。どこも過疎地とはいいにくい観光地だが、都会でもない。あいにく、ブロードバンド・アクセスを備えている宿は1つもなかった。PHSカードでアクセスできた宿も3つで、ほとんどのところでは電話線のダイヤルアップ接続に頼らざるを得なかった。ある宿は、新しいモダンな建物なのだが、室内の電話は内線のみで、館内の公衆電話もモジュラー・ジャックが使えなかったため、インターネットへのアクセス手段が何もなかった。


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2006-5-24

【ネット時評 : 土屋大洋(慶應義塾大学大学院)】
携帯電話の「自己触媒的発達」

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 ピューリッツァー賞を受賞した『銃・病原菌・鉄』というおもしろい本がある。著者のジャレド・ダイヤモンドは、なぜ世界の地域に格差が存在し、西欧が世界を圧倒するようになったのかを論じている。その結論は同書に譲るとして、その中で技術に関して興味深い指摘がされている。いわく、技術は「自己触媒的に」発達するというのだ。


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2006-2-01

【ネット時評 : 土屋大洋(慶應義塾大学大学院)】
本当にユビキタスな情報社会へ向けて

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 今、気になる研究テーマが、情報化の環境へのインパクトである。確かに情報化によってエネルギーはかなり節約されているだろう。テレワークが可能になったことでガソリンの消費が減っているかもしれない。しかし、逆に世界中で無数のサーバーが24時間365日稼働しているし、ブロードバンド常時接続の家庭はパソコンもつけっぱなしのことが多い。情報化は一方でエネルギーを節約しているが、他方で浪費しているに違いない。トータルで見たとき、情報化の環境へのインパクトはどうなっているのだろう。


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2005-8-31

【ネット時評 : 土屋大洋(慶應義塾大学大学院)】
ギークが変える技術フロンティア

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 ギーク(geek)とは、英語で「変人」とか「オタク」といった意味だが、ニュアンス的には日本語のオタクよりも悪い感じだ。しかしジョン・カッツが「ギークス」(飛鳥新社、2001年)の中で描写したように、コンピューター・ギークたちは、われわれの社会になくてはならない存在になっており、徐々にポジティブな意味合いを持つようになってきている。官庁でも企業でも学校でも、今日ではコンピューターとネットワークなしでは業務に差し支える。そうしたインフラとしてのITを支えているのがギークたちだ。


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