2005-8-31

ギークが変える技術フロンティア

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 ギーク(geek)とは、英語で「変人」とか「オタク」といった意味だが、ニュアンス的には日本語のオタクよりも悪い感じだ。しかしジョン・カッツが「ギークス」(飛鳥新社、2001年)の中で描写したように、コンピューター・ギークたちは、われわれの社会になくてはならない存在になっており、徐々にポジティブな意味合いを持つようになってきている。官庁でも企業でも学校でも、今日ではコンピューターとネットワークなしでは業務に差し支える。そうしたインフラとしてのITを支えているのがギークたちだ。


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2005-8-29

【CANフォーラム共同企画】第20回「『映画の神様』が西条市に舞い降りた」

撮影クルーに参加する市民スタッフ
 「映画の神様は存在する。できると信じればかなわないことはない」プロデューサーの越後啓子さんは力強く、笑顔で言い切った。
 2004年11月、2市2町が合併して出来た愛媛県西条市。合併記念に市民参画型のオリジナルショートムービー、『恋まち物語』の制作に取り組んだ。製作開始が2005年4月、上映は7月31日(日)の合併記念イベントという3ヶ月半の“短期決戦”だったが、市民の2,000人以上がキャスト、エキストラ、スタッフとして協力し、空前の盛り上がりを見せた。


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2005-8-23

日本の対アジアICT協力を考える

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 近年、日本とアジア諸国との経済連携が深まるのに伴い、ICT(情報通信技術)分野においても協力が推進されている。このアジアへのICT協力について、その特徴を整理しつつ、感じていることを述べてみたい。


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2005-8-16

可視化できるようになった口コミ――ブログのキーワード分析から

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 ブログの利用が拡大を続けている。書き込んでいる人たちはまだ一般とは言えないかもしれないが、ヤフーやグーグルでブログの書き込み情報が上位に表示されていることもあり、すでにインターネット利用者の半数以上の人は何かしらブログのコンテンツを目にしている状況が生まれつつある。


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2005-8-10

緊急討論会「P2Pファイル交換と著作権保護」開催

p2p
緊急討論会の会場
 日経デジタルコアは8月10日、東京国際フォーラムにおいて緊急討論会「P2Pファイル交換と著作権保護」を開催した。これは6月27日に米連邦最高裁が、P2Pによるファイル交換ソフトの開発会社であるグロックスターとストリームキャスト・ネットワークスに著作権侵害の責任を認める判決を下したことを受けて企画したもの。
 第一部のパネリスト4人によるショートスピーチでは、最初にこの訴訟の概要と評価を成蹊大学法学部教授 城所岩生氏が解説した。また音楽、ソフトウエアのコンテンツ権利者の立場から、(社)日本音楽著作権協会 常任理事の菅原瑞夫氏、(社)コンピュータソフトウェア著作権協会 戦略法務室長 葛山博志氏が意見を述べ、最後に経済学的な視点から、ファイル交換ソフトの利用制限に反対の立場をとる慶應義塾大学 経済学部助教授 田中辰雄氏が持論を展開した。
 続く第2部では参加者全員によるフリーディスカッションが行われ、活発に意見を交換した。司会は坪田知己日経デジタルコア代表幹事。


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2005-8-07

世界情報通信サミット ミッドイヤー・フォーラム 受講者募集開始

世界情報通信サミットの関連企画である、「世界情報通信サミット ミッドイヤー・フォーラム」の受講者募集を開始いたしました。「IT経営の新たな可能性を求めて」をテーマに、競争戦略とIT戦略、経営の可視化とITの関係、そして知的財産の有効な活用などを議論していきます。
 
参加は無料で、抽選で受講券をお送りします。申込締切は8月26日(金)です。デジタルコアGISフォーラム会員企業ならびにネット会議ご参加の皆様の優先申込締切は8月24日(水)となります。
 
最新プログラム、参加申し込みは下記URLをご参照ください。
http://www.nikkei-digitalcore.jp

2005-8-03

ネットの国際管理「インターネットガバナンス」議論の行方

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 「インターネットは誰が管理するのか?」
 インターネットの利用者や用途が拡大する中、セキュリティーや不正使用、スパム、不健全なコンテンツ等々、社会的問題も急増している。インターネットの管理、すなわちインターネットガバナンス(IG)とはどこまでの範囲を指すのか。誰が責任を持って、国際的に管理するのか。そして誰に管理権限があるのか――。


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