【月例会】
オープンフォーラム「民間主導によるネット有害情報への取り組み」

会場の様子
会場の様子
 3日経デジタルコアは5月28日、大手町の東京ステーションコンファレンスにて「民間主導によるネット有害情報への取り組み」と題したオープンフォーラムを開催した。ネット上の有害情報への対策に関して法制化の動きが加速する中、第三者機関などの民間セクターの果たすべき役割や、その実効性について議論を進めた。

 慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構の金正勲准教授は、各国の対策について報告。「有害情報は状況による恣意的な判断が入る可能性が高いため、政府の直接関与には検討が必要」とし、「最も重要なのは規制を行うプロセスにおける透明性を確保すること」と述べた。マイクロソフト最高技術責任者補佐の楠正憲氏は、有害情報から青少年を守るための対策について、「我々は、保護者が子どものネット利用をコントロールできるためのアイデアを提供していくことが重要である」と述べた。

 モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)事務局の岸原孝昌氏からはその活動と狙い、慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構の菊池尚人准教授からは、インターネット・コンテンツ審査監視機構(I-ROI)の活動についての報告があった。

 講演後のディスカッションでは、子どもからの視点が話題となり、「現状では子どもの意見が聞かれていない」という意見に対して賛同がある一方で、「デジタル世代の子どもよりも、それを理解していない大人のリテラシーの方が問題である」、「子どもは想像以上のリテラシーを持っているが、シミュレーション能力がない。その能力を構築する方法を検討するべきである」といった声が上がるなど、活発に意見が交わされた。

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