【月例会】
勉強会「携帯で進む放送・通信の融合」

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 日経デジタルコアは5月27日、東京・秋葉原のUDXカンファレンスで「携帯で進む放送・通信の融合」をテーマにした月例勉強会を開催した。講師は移動体通信とITS(高度道路交通システム)を中心に技術、サービス、ビジネスの動向を取材しているジャーナリストの神尾寿氏。今後の携帯向け映像配信サービスについて、利用者は「見たいシーンだけ飛ばしながら見られる映像」「友人などとのコミュニケーションに使える映像」などを求めていると指摘。そのために、映像コンテンツに多くのメタ情報を加えて検索性・視聴性を高めることや、利用者が購入した映像を友人らとネットで共有できるようにすることの重要性などを提言した。
 

 さらに、今後の携帯向け映像配信サービスで集客するには、「携帯独自のコンテンツを増やすよりも、テレビ番組など過去の映像コンテンツのライブラリー化」「利用者がコンテンツを編集・改変・再配信することを認めて、利用者の間でコンテンツが”対流”する仕組みづくり」などを提案した。
 
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 携帯電話の基本機能の一つとして普及しているワンセグについては「”ビエラケータイ”の登場など、携帯電話の映像表示能力を底上げした」と評価する一方、「ワンセグのコンテンツを提供するテレビ局が、地上波テレビのビジネスモデルから抜け出せないでいる」と課題を挙げた。ワンセグと携帯の機能を生かした新サービスを創出する試みとして、2009年3月に鳥取県日吉津村で実証実験が行われた「エリア限定ワンセグ」を紹介した。アナログテレビ放送終了後の電波の空き周波数を使うモバイルマルチメディア放送については、携帯から得る位置情報と組み合わせたローカルメディアや、あらかじめ携帯のメモリーなどにダウンロードされた映像を見るクリップキャスト(蓄積型放送)としての可能性に触れた。
 

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