【デジタルコア・ニュース】
ITで復興支援に貢献・アプリ制作を呼びかけ、プロジェクト始動

meeting0629.jpg
 
 東日本大震災からの復興を、ITを通じて支援していくプロジェクトが6月29日、スタートした。ボランティア受け入れ状況や節電に関するデータなど、さまざまな情報をシステム開発に利用しやすい形で提供し、それらをパソコンやスマートフォンで閲覧できるアプリケーションの開発を呼びかける。完成したアプリをまとめて紹介するウェブサイトの立ち上げや、利用者の高い評価を集めたアプリ制作者を表彰する企画などを構想している。
 

 プロジェクトの呼びかけ人は日経デジタルコアのメンバーであり、NTTレゾナントの新技術検証プロジェクト「gooラボ」のメンバー、藤代裕之氏。ブログ「ガ島通信」の筆者としても知られる。藤代氏は震災後、ボランティアスタッフを必要としている団体の情報をまとめ、ネットで公開する取り組みにかかわってきた。その中で、データベースを整備することも重要だが、それを多くの人が使いやすい形で提供し、活用してもらうことの重要性を痛感したという。

 29日夜に駒澤大学(東京・世田谷)で開かれた発足ミーティングでは、藤代氏の呼びかけで集まったメンバーが方向性などを議論した。藤代氏が大まかなイメージを話し、参加者が質問しつつ意見を重ねていった。また会議の模様は「ニコニコ生放送」でネット中継され、そこに書き込まれるコメントも参考にしながら進んだ。

 プロジェクトでは今後、賛同者を広く募りながら活動内容を固めていくという。

komazawa.jpg
中継は「駒大GMSちゃんねる」内で行われた。サポートする駒澤大学の山口浩準教授
 

ミーティング終了後にプロジェクトから出された声明(PDF)
http://kazunarihosokawa.com/itfukko/s1.pdf

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL
http://www.nikkeidigitalcore.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/389

コメント一覧

メニュー