【月例会】
「ソーシャル時代のジャーナリズムとメディア~ダン・ギルモア氏を迎えて~」開催

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 10月13日、ジャーナリストでブロガーとしても著名なダン・ギルモア氏を招き勉強会を開催しました。ソーシャルメディアの時代に求められるジャーナリズムを中心に、議論を交わしました。
 

 ギルモア氏はシリコンバレーの新聞社「サンノゼ・マーキュリー・ニュース」の元コラムニスト。ネットユーザーが直接情報発信する市民ジャーナリズムの可能性に着目し、1999年にブログ「eジャーナル」を開設しました。

 新聞社を退職後、「ブログ 世界を変える個人メディア(原題:We the media)」で大きな話題を呼び、今年その続編とも位置付けられる新著「あなたがメディア! ソーシャル新時代の情報術(原題:Mediactive)」が日本でも出版されました。

 この日ギルモア氏は「ジャーナリストが何でも知っており、それをみんなに教えてあげよう」というジャーナリズムは終焉した、と切り出し、読者が正しい情報にたどり着くよう導くガイド役こそが、これからのジャーナリストに求められる姿だと述べました。

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 米メディア企業の動向についても触れ「ソーシャルメディアに適合するよう自分たちの形を変化させつつある」と分析。ビジネスモデル面では、ウェブサイトの有料化やメディア同士の連携、広告展開などが複合的に進むだろうと予想しました。

 参加者とのディスカッションでは、「ウィキリークス」のような動きをどう考えるか、ビッグデータの存在、情報公開や震災報道など、多岐にわたるテーマが話し合われました。

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